最新iOS15アップデートの内容
最近iPhone13など新規端末の情報が続々と公開され、忘れている方もいるかもしれませんが、そちらより先にiOSのアップデートが開始されます。
今回のアップデートでは今までの小数点刻みの数字ではなく、iOS15となります。
もちろん変わったのは数字だけではありません。大きな変化が多数あります。
今回はそれらの紹介、およびデメリットや考察を書かせて頂きたいと考えておりますので、どうぞ最後までお付き合いください。
最後には今回、不具合の可能性として上げられている内容を記載しております。
iOS15におけるこれまでとの変化
端末による人との深い繋がり
Face Time
現在の世情において不足してきている人とのコミュニケーション。
ここに着目した結果、Face Timeが更新されました。
iOS15のFace Timeでは様々な共有機能があります。
通話をしながら一緒に同じ動画を観ることや同じ音楽を聴くこと、画面を共有することも出来ます。
同じ時に、同じものを目にし、同じ音楽を楽しみ、同じ感情を抱くことにより今までよりはるかに現実的(リアル)な付き合いをできるようになるでしょう。
さらに複数人での通話の際などアイコンのある位置から声が聞こえるという空間オーディオ機能。
これによりまるで本当にそこにその人がいるかのような自然な会話が可能になるそうです。
実際にマイクやスピーカーが増えるわけではないのでイヤホンなどで左右差を出すのと同じような仕組みなのでしょう。
複数人通話でよくある誰が話しているのかわからない問題もこれで解決できればいいなと考えております。
その他にもグリッド表示でグループ通話を改善、ポートレートモードで背景をぼかし人物を強調するなどの細かい使用感の向上。
マイクモードでは声の分離、いわゆるノイズキャンセルが行え、逆に周囲の音を拾いやすいワイドスペクトルにも対応。
これだけスペックが上がりましたが、いくつか問題があります。
まず、皆さんの周りでFace Timeを使用して通話している方を見たことはあるでしょうか?
そう、誰も使っていないのです。
なぜ使わないのか、それはFace TimeがそもそもAppleユーザー限定の機能であり、Apple端末同士でしか使用できないという点。
それに加えて周りが使用していない、さらに大半の人が恐らくビデオ通話を求めておらず、Face Time自体を必要としていないからでしょう。
Apple同士でしか使えないという点でAppleユーザーを増やしたい、それにはFace Time自体に魅力的な機能が必要ということで今回のアップデートに至ったのでしょう。
メッセージとミー文字
さて、次のアップデート内容に移ります。
メッセージアプリ内での画像やリンクといった共有内容を一か所にまとめてくれるようになります。
ミー文字ではファッションを選んで自分に合ったステッカーが作れるように。
写真のコレクションでは見やすさや細かな操作性を追求しています。
ミー文字で個性的なステッカーを作るのは面白そうですが、他の更新は見栄えが変わるだけですかね。
私は特に気にならないタイプなので見やすさより性能の向上が欲しいと思ってしまいます。
集中モード
この機能でモードを選択するとその時受け取りたい通知だけが届くようになり、自分の時間を邪魔されなくなります。
通知を受け取らないようにしている間、メッセージアプリや許可したコミュニケーションアプリでは相手側から見てもこちらが集中モードを使っていることが把握できます。
モードは自分で編集できるようなので必要な時、必要なことにのみ取り組めるのは有意義な時間を過ごせそうですね。
通知
通知デザインの変更でより見やすく、要約により通知を一か所にまとめスケジュールに合わせて届くようにできます。
使い勝手は人によっては良くなったと見えるのか微妙ですね。
マップ
マップ機能のアップデートは主に運転や歩行で使えるナビ機能の向上です。
運転では、右左折車線、横断歩道、自転車レーンなど、道路情報を表示します。
複雑なインターチェンジに近づくとストリートレベルの視点に切り替えたり、専用の新しいドライビングマップで事故や交通状況を確認できるようになります。
歩行では、拡張現実の中で立体的な経路案内が可能となります。
さらに交通機関についての情報を取り込んで、最寄り駅を調べたり所要時間の表示まで可能に。
目的地付近の時間になると通知で知らせてくれる機能もありますので乗り過ごすことも減りそうです。
Safari
複数開いているタブは下部に表示されるようになるみたいです。
片手操作だと上部のタッチは少しやりづらいです。
位置変更により指での操作性を向上させたということですね。
さらにタブを編集できるようになりますのでお気に入りのものをいつも開ける状態にできます。
タブ以外にも音声によるウェブ検索が可能となり、iPhoneにもSafariの機能拡張をインストールできるようになります。
テキスト認識表示
写真の中のテキストを読み込みタッチするだけで、電話をかけたり、メールを送ったり、道順を調べたり、さらに翻訳までできる機能です。
私は行くことはないと思うのですが、海外へ出かけた時などはとても役に立ちそうで良いですね。
Spotlight
これはより多くの情報を一目でわかるように検索ができる点、写真検索や端末内の情報も検索可能な点が素晴らしいですが、やはり基本的な検索はSafariやになるかと思いますのであまり多用することはなさそうですし無くても困りません。
写真
デザインを一新し、より写真を見やすく、さらにメモリー内の写真に合う音楽を付けられるメモリーミックスが追加されます。
Applemusicから楽曲選択できるようで曲数の幅は広いです。
良いとは思う反面、携帯に求めていない点と容量を多く使いそうで怖い点があります。
健康
ヘルスケアアプリのアップデートにより大切な人とデータを共有するための新しい方法、転倒リスクを評価するための指標、健康状態の変化を把握しやすくするトレンド分析が加わり
正直に言ってしまうと使っていないというのもありこれまでとの変化もわかりませんし書いてる内容もあまり理解できていません。
しかし、今後は健康データの共有などは必要になるかもしれません。
プライバシーレポート
与えた許可をアプリがどのように使っているのか、どの他社製のドメインにコンタクトしているの
これにより目に見えて自分のプライバシーが守られていることが把握できます。
iCloud+
すでに愛用しているiCloudの全機能に加えて、プライベートリレーやメールを非公開などの新しい機能が使えるようになります。
プライベートリレーでは、ほぼすべてのネットワークに接続し、よりしっかりプライバシーを守りながらSafariを見られるようになります。デバイスから発信されるトラフィックを確実に暗号化し、2つの異なるインターネットリレーを使うため、誰もあなたのIPアドレス、位置情報、閲覧履歴から詳細なプロフィールを作ることはできま
簡単に言うとネット上での身バレや特定のようなことをされなくなる感じですかね。
メール非公開は、独自のランダムなEメールアドレスを瞬時に生成して、あなた個人の受信ボックスに転送されるようにする機能です。
つまり複数のアドレスを持ちながら個人のボックスで受信可能になります。
どちらも悪用されるとネットの治安が悪くなるような気もしますが、ネット上での身を守る方法が追加されたのは良いことだと思います。
さて、こちらで大まかな機能の追加の説明は終了となりますが、最後に説明したiCloud+。
その中でもプライベートリレーについてSoftbankおよびNTTドコモからエラー予告のような注意喚起が発表されています。
プライベートリレーにおける問題点
まずはSoftbankから、プライベートリレーをONにして通信を行うと、動画SNS放題の対象外となる場合があるほか、ウェブ安心サービスのフィルタリングが利用できない(Yモバイルでも同様)と発表。
オンライン専用プランLINEMOにおいても、LINEギガフリーの対象外となるほか、ウェブ安心サービスのフィルタリングが利用できなくなるそうです。
さらにdocomoでも、dアカウントにおいて、プライベートリレーをONにすると、パスワードの確認や2段階認証の設定、dアカウント利用履歴などdアカウントメニューが利用できない可能性があると発表。
iチャネルにおいても、iPhoneアプリ版で天気チャネル内の10分天気が利用できないなどの一部コンテンツの利用が制限される可能性があります。
良くも悪くもネット上でのプライバシーを守るとはネットで自分が誰であるかわからないようにしているのに対して、これらの問題点はすべて本人確認が必要なものとなるためのエラーでしょう。
問題と言っても事前に知れた方にはそこまで困らないでしょうし簡単な対処法が公開されております。
単純にプライベートリレーをOFFにすればこれまで同様に使えるようです。
知らないと困る可能性もありますので多くの方に目にして頂きたいと思いながら書かせて頂きました。
それでは明日からのアップデートに期待してこの辺で終わりとします。
またの更新をお待ちください。
関連・参考記事
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1351917.html